醤油メーカー様 鍋つゆ業務用だしパック案件

先方開発部より抽出作業時の手間の省略と風味UPのご相談を頂いた。
鍋つゆ用のだしパック。使用原材料は鰹と昆布のみ。
鰹節と昆布のバランスがキーポイントとなる為、鰹節と昆布の配合調整からスタートした。

業務用だしパック

風味の方向性

テーブルテスト用に鰹節と昆布の配合を3パターンで作成した。
お客様と当社メンバーにて、官能検査を行い、昆布のだし感をしっかりと感じられる方向と策定した。

鰹節の香りへの追求

お客様が試作を重ねていくうちに昆布はしっかりと感じられるおだしをそのままに、
尚且つ鰹節の香りがより分かるものに仕上げたいとのご要望頂いた。
複数回の試作とお客様の試飲、打合せを繰り返し行い、改善を進めた。
当社独自の様々な種類の鰹節をブレンドする事により、
お客様の要望する鰹節と昆布のおだしを提供する事が出来た。

内容量、入数の決定

現場作業者が計量を行う作業と抽出後のだしがらの回収作業の省略することを踏まえ、
お客様のだし抽出釜の容量に合わせたダシパックの内容量、ケースあたりの入数を決定した。

テスト製造

お客様にて抽出前、抽出中、抽出後の製造現場状況のの確認、製品での風味確認、品質確認、作業者のだしパックでの作業効率化の確認などを経て合格を頂き本採用となった。