中食メーカー様 宅配ミールキット用だしパック案件
宅配ミールキット事業を手掛ける中食業様からの家庭向けの野菜だしパックのご依頼。
1パックごと個包装されている形態で、和洋中の料理に合うだしパック。
京都の料亭のだしパックをベンチマークとして指定された。

料理のジャンルを問わず合うだし
ミールキットはメニューが様々なため汎用性が求められる開発案件。
ベンチマーク商品は精進だしであるので、
既存の野菜だしパックをベースに鰹などの動物性素材を使用しない配合としていった。
お客様には自社基準で使用しないこととしている原材料・原産地があるため
汎用的な野菜系の乾燥素材には使用できない原料も多く
初期段階から原料選定に苦労があった。
原材料選定の難しいところ
外せない味のベースとなる野菜原料が原産地の関係で不可のため、
形状の違う原料をだしパックに使用できるように社内加工を加えて
何とか乗り切ることが出来た。
だしパックは様々な素材が混合されているが
水分や粒度が均一でないと固まってしまったりして品質が安定しない。
細心の注意を払って慎重に原料選定を行っている。
メニューにあわせて味を決めていくベンチマークのだしパックの味を再現しなが
らお客様の用途に沿った配合を作っていった。
メニューにあわせて味を決めていく
当然のところですが一番大事なところは味づくり。
メニューに合うように考えなければいけないが
社外秘とのことで情報がないなかで
自分たちで想定しながら仕上げていくことが難しい点であった。
肉じゃがなどの家庭料理の他、ポトフなど洋風スープを想定したが、
スープの色が濃くなったり濁ったりしないように留意した。
味と品質の両面でご安心いただきスタート
規格が決まり提案した商品が採用になったあとはお客様のご希望で工場監査を実施した。
味だけでなく品質管理面にもご納得いただき最終段階のクリアとなる。
お客様がどのようにお使いになるのかといういくつかの段階を設けて
一つ一つクリアしていくことで
商品化することができた。